神奈川区制90周年記念事業実行委員会(伊東満委員長)が10月1日、区制90周年記念式典をかなっくホールで開催した。区内選出の議員らを来賓に招き、地域関係者約300人が節目を祝った。
神奈川区は、横浜市に区制が施行された1927(昭和2)年に、最初に誕生した5区の一つ。現在は区のキャッチフレーズである「海と緑と丘のまち」のとおり、臨海部の近未来的なまち、農地が残る風景、懐かしい雰囲気の商店街、尾根沿いの住宅街―といった様々な表情をみせるまちとなった。
伊東委員長は「羽生結弦選手を招いたスケートイベントを実施し、90周年記念の区民まつりの開催などの取り組みも進めている。こうした様々な取り組みを通じて、人と人とのつながりや心の交流を大切に地域の連携を深めていきたい」とあいさつ。二宮智美区長は「90周年を契機に、区民の皆様と協働してつながりを育み、安心して温かさを実感できる取り組みの更なる充実を図っていきたい」と決意を新たにした。
10年後の想い込め
同実行委員会では、記念事業の一つとして、区内公立の小学校19校と中学校7校、特別支援学校1校の計27校の子どもたちが10年後の神奈川区へのメッセージを「タイムカプセル」に封印し、100周年に開封する取り組みも行っている。
式典では、青木小学校と栗田谷中学校、盲特別支援学校の代表者がそれぞれ壇上で想いを発表。原田夏菜さん(栗田谷中3年)は『緩やかな坂で溢れる笑顔』と題し、「学校周辺の坂が緩やかになれば、若々しいエネルギーや道端の花々など、素晴らしいものに目を向ける機会が広がる」と述べ、代表者のメッセージを二宮区長に手渡した。
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