多数の傷病者が発生した場合に迅速な救急搬送を行うため、5月25日に区内の消防署員が市民防災センター=沢渡=で机上訓練を行った。
当日は、同センターの見学に来ていた10人が熱中症にかかったという想定で行われた。救急隊員ら約20人がトリアージ(緊急度・重症度識別)や対応部隊の調整、医療機関の情報収集などを実践。次々と出される指令を互いに確認しながら、それぞれの役割や活動全体の流れを把握した。
本運用めざす
訓練は、市消防局が試行している「集団救急事故対応マニュアル」に沿ったもの。神奈川消防署の塚原和浩警防課長は「傷病者5人〜10人未満で10隊、30人未満で17隊が現場に駆けつける。車両が円滑に出入りできるようなルートの調整も重要だと感じた」と話す。
このマニュアルによって「迅速に救急搬送し、必要に応じた治療を受けてもらうことができる」と、今後も訓練を重ねる意欲をみせている。
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