神奈川工業高校に通う中村晃輔さん(建設科2年)が7月28日、「高校生ものづくりコンテスト神奈川大会2017」の木材加工部門で第2位の成績を修めた。8月19日に群馬県立高崎産業技術専門学校で開かれる関東大会に臨む。
組立てのイメージ何度も練習
木材加工部門では、木材の加工・組立て作業を行い、屋根の一部を造る課題で技術度や作業状況、完成度などが審査基準となる。3カ月前に課題が発表され当日は課題図の通りに、木材の墨付けからのこぎりなどの工具を利用する加工、木材の組立てを行った。
中村さんは「加工と組み立てそれぞれで審査が入る。組立てのイメージをしっかり持って臨むことが大切となる」とポイントを整理した上で何度も練習。競技本番では「加工と組み立ての技術が双方必要で、木材を割らないように貫通させる作業が難しかった」と振り返り、「努力した結果が競技に発揮できて嬉しかった。関東大会でも集中してやりきりたい」と喜びを話した。
将来は建築士に
祖父の影響で神奈川工業へ入学した中村さんは、素材から形づくることに興味があり、建設科へ。将来、建築士になるために勉強に励んでいる。
同学科では、地域の建物を補修する授業も取り組んでいる。大西堅司教諭は「机上で学んだことを地域で実践することは生徒のためになる」と期待を寄せる。
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