意識調査 70歳以上、7割超が運動 高齢者ほど健康志向か
川崎市はこのほど、市民の健康状態や生活状況に関する健康意識実態調査の結果を発表した。
調査は市内在住、満20歳以上の男女3500人を対象に郵送配布・回収の方法で行われ有効回収数は1702人、有効回収率48・6%だった。期間は2011年9月16日から10月3日。
発表によると、意識的な運動の有無では、「習慣的にしている」「時々している」が53・5%と全体で5割を超えた。運動をする人の割合は、20歳代男性を除き、年齢が高くなるにつれ増加しており、70歳代以上の男性は76・5%、同女性は73・4%だった。健康が叫ばれる昨今、年齢を重ねるほど、運動を日常生活に取り入れようとする傾向が強いことが伺えた。
運動の「時間ない」が1位
1回30分以上の運動を週2日程度、1年以上実践している人は30・5%。運動習慣のない人で、しない理由は「時間がない」が47・2%で最も多く、次いで「面倒」が35・6%。「仲間がいない」(8・3%)、「子どもを預けられない」(6・9%)もあった。
「ストレス」6割台後半
心の健康づくりに関して、ストレスを「強く感じる」「ある程度感じる」の合計は67・7%。「強く感じる」割合は男性の40歳代、女性の20〜40歳代が高かった。「心の健康や悩みを相談できる人がいる」人の割合は、男性の64・6%に対し、女性は83・0%。「相談できる機関を知っている」は男性が31・6%、女性が48・7%だった。
7割以上が健康感じる
自身の健康状態に関しては、「非常に健康」「ほぼ健康」が全体で75・2%。60、70歳代以上では「あまり健康でない」「健康でない」が増加した。
意識と実践の差も
改善したい生活習慣では、「定期的に運動する」が56・6%と最も高く、「食べ過ぎない」が44・7%、「栄養をバランスよくとる」が42・2%と続いた。一方、実践していることでは「食べ過ぎない」が40・2%、「睡眠を十分にとる」が33・8%。「定期的に運動する」を実践している割合は32・3%で、意識と実践の差が大きいことが分かった。
市では調査結果を基に地域の健康課題を明らかにし、次期健康増進計画を策定する基礎資料にする、としている。
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4月26日
4月19日