大師の伝統文化を体験 厳島神社の「海苔祭り」
仕上がったノリを前に笑顔の参加者
田町厳島神社（中村博行宮司）の例祭「海苔祭り」が２月24日、川崎区大師駅前にある若宮八幡宮の境内で行われた。
大師地区は昭和中期にノリ養殖で栄えた地域。同祭りは埋め立てなどにより途絶えてしまったノリ文化を継承しようと、約30年前から継続して催されている。
当日は朝９時からノリすき体験教室を開催。参加者はＮＰＯ法人川崎の海の歴史保存会（通称・ノリ保存会）の指導のもと、１人５枚のノリを仕上げた。
母親と参加していた遠藤真珠（10）さんは「バランスよくやらないと穴が開いてしまった」と苦戦した様子だったが「ノリ保存会の人に『上手だ』と褒められた」とうれしそうだった。
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