ゆう♥(LOVE)川崎 「京急電鉄発祥の碑」 vol.5
みなさん、こんにちは!この記事が載る頃には寒さも緩み、春らしさを感じる頃になっているでしょうか。
今回ご紹介するのは、「京急電鉄発祥の碑」。京急大師線の川崎大師駅駅舎前、改札を出て右手に行くと…ありました!大きなものではありませんが、車輪の形をしたモニュメントが目を引きます。
京浜急行電鉄株式会社は、明治31年に「大師電気鉄道」として設立し、翌年明治32年に六郷橋〜大師間を開業させました。わずか2Kmの区間で、車両は5両という小さいものだったそうです。
この記念碑は、昭和43年に京急70周年事業の一環として建てられました。車輪のモニュメントの下には、開業当時の営業報告書が記されています。原文は是非実際に足を運んで読んで頂きたいのですが、その内容を簡単にまとめると「今まで1日も運転を中止することなく、多くの乗客を乗せてきた。往来する人も乗客も多い中、運転開始以来一人の負傷者を出すこともなかったのは本社の幸福であり、電気鉄道の市街交通機関としての安全性を示している」。大師電気鉄道はとっても便利で安全な乗り物なんだよ…と嬉しそうな顔で報告書を記載する当時の社員の方の様子が浮かんできませんか?自社と電車を愛し、誇りに思う気持ちが記念碑から感じられました。
ちなみに川崎大師駅は、関東最古の電車駅。京急大師線の地下化計画もありますが、良い意味で現代の駅らしくなく、当時を彷彿とさせるような雰囲気は、ぜひこのまま残していきたいものですね。
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