鋼管通4丁目にある地元アーティストたちへの開放空間「川崎ファクトリー」で、詩人・中原中也の作品を基にした演劇と、ミュージシャンと声楽家のコラボ公演が来週、それぞれ開かれる。
22日(木)・(祝)は、静岡県舞台芸術センターで活躍する劇団SPACに所属する俳優たちが「中原中也の詩とメルヘン」を公演。同劇団との縁が深く、県立川崎高校演劇部で講師などを務める演出家のAshさん主宰の「カワサキアリス」が制作協力する。
作品は女優・長谷川泰子をめぐる中原中也と批評家・小林秀雄との三角関係を、中原が残した数々の詩の朗読を織り交ぜながら描く。「(文字化された)中原の詩を俳優たちが実際に語ることで、観劇者の新たな発見につながる」とAshさんは語る。午後3時30分開場、4時開演。上演時間は約1時間で、終演後に交流会を予定。
入場料は無料で観客の気持ちを受ける投げ銭制を実施する。交流会については別途会費が必要。
問い合わせ、申し込みはメールで、カワサキアリス(kawasakialice044@gmail.com)。
24日 ミュージシャン、声楽家のコラボ公演
24日は「ハモリ倶楽部実験劇場『うた・こえ・あわせvol.3〜麻子とボンバードラミの場合〜』」を実施する。ジャズミュージシャンなどとして活躍するボンバードラミさんの曲をオペラの楽しさを伝えるソプラノ歌手・上杉麻子さんが歌う。「ジャンルを越えて出会う二つの声が、ベーシスト増根哲也さんの参戦により、さらに新たな『うた・こえ』にあわさるこの瞬間を実際に聴いていただきたい」と同ファクトリー。午後6時30分開演でちょっとした宴も開催する。1千円からの投げ銭制。
問い合わせは、川崎ファクトリー(【電話】044・344・3640)。
川崎区・幸区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|