市中央公民館で「第13回発表会」を開く湘南ひらつかマジシャンズ会長 福原 光一さん 日向岡在住 66歳
マジックで笑顔の種まき
○…サラリーマン時代、仕事のコミュニケーションに生かそうとマジックに興味を持った。湘南ひらつかマジシャンズが年1回開く発表会に足を運んだのは5年前。変幻自在なマジックを繰り広げる会員の姿に好奇心を駆り立てられ、「自分もあのステージに立ちたい」と入会を決めた。昨年4月、会長に就任。15日に迫った13回目の発表会は、会長として臨む初の大舞台。1年間の集大成にふさわしい、息をのむような演目を観客に届ける。
〇…「自分の好きなことを誰かに見せて、驚きや楽しみを与えられる。こんなに良い趣味はないと思うんです」とマジックの醍醐味を語る。日ごろは15人の会員をまとめて技術の向上に励み、老人施設や幼稚園、公民館などで精力的にボランティア公演を続ける。「子どもたちの反応は面白いですよ。ワーって歓声をあげて純粋に喜んでくれるから」。ストーリー性を持たせたり会話を織り交ぜたりと、観客とコミュニケーションを図りながらマジックの魅力を伝えている。
〇…マジック以外にも、男性だけの料理グループ「平塚メンズクッキングクラブ」で副会長を務めるなど、セカンドライフは趣味一色。「女房には『会社勤めのころより忙しそうね』なんて言われることもあるくらい」と笑う。得意の魚料理を振る舞うなどキッチンに立つ機会は多く、種も仕掛けもない夫婦円満な暮らしを送る。
〇…マジック上達の秘訣は「好きだという気持ちを忘れないこと」。型にはまらず、自分らしさを表現することも大切という。発表会は例年数百人の観客を集める人気ぶりで、「スポットライトを浴びながらマジックを見せるのは癖になりますよ」と本番が待ち遠しい。もう一つの楽しみは、愛孫のためにマジックを披露すること。「まだ2歳だから、理解するのは難しいんです。もう少し大きくなったら、目の前で見せてあげたい」と満面の笑みを浮かべた。
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