第13代平塚市消防団長に就任した 小澤 雄一さん 南金目在住 58歳
地域貢献への意志固く
○…10年ぶりの交代となる消防団長に就任し、地域住民の安全を守るため市内にある19の分団をまとめあげる。「前任の二宮敏郎団長が10年務めた後でプレッシャーはあるけれど、光栄なこと。災害が多発する中、責任を持って励みたい」と意気込む。消防団在籍36年を超え、これまで消防庁長官永年勤続功労章、日本消防協会勤続章などを受章。「最近は若い人や女性の入団もある。色々な人に興味を持ってもらい、団員も増やしたい」と団の活性化を願う。
○…生まれも育ちも平塚。祖父が創業した小澤石材店で働き始めたのをきっかけに、21歳の時、知り合いから消防団に誘われた。「育ててもらった地域に貢献したい」と二つ返事で入団を決意。程なくして出動した火災現場では「研修もする前で、右も左もわからず必死にホースを持った。けが人を出さず鎮火できた時は本当に安心した」と振り返る。
○…職人として今も現場に出るといい、ゴルフで一息つくさなかにも「なにかしら連絡が来るんだよね」と仕事一筋。消防団活動にも24時間態勢で臨むなか、「冬場の消火活動が終わったあと、震えて帰ってくるとお風呂を温めておいてくれた。ここまで活動を続けてこれたのは支えてくれた家族がいてこそ」と感謝を口にする。
○…「消防団や平塚青年会議所(JCI平塚)に入って地域の人と交流によって付き合い方を学んだ。全てが仕事や今の自分につながっている」と自らの原点を語る。消防団の他、JCI平塚では理事長を務め、会社代表など一時は3足の草鞋を履いて平塚を駆け巡った。その原動力は地域への感謝。「災害時には市民の安心、安全を守り、団員もけが無く活動できるように努めたい」と力を込めて話した。
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