八幡商店会の会長を務める 吉川 栄治さん (株)吉川商事代表 57歳
地域愛するアイデアマン
○…次から次へ溢れるアイデアを実現させるため動かずにはいられない。国からの補助金を利用した満を持しての商店会改革に、自他ともに認めるアイデアマンは熱く燃え上がる。「動けば起こる軋轢は百も承知。”今”があるのはその時に動いたからなんだよ。掛け声だけもダメ。過去を振り返るだけもダメ。結局動くことが肝心なんだ」。高齢化や巨大ショッピングモールの進出など、商店会を取り巻く現状は決して優しいものではないが指を咥えて見てはいられない。地域のためには損な役回りも買って出る。「自分を理解してくれる人達、何より地域が支えてくれるから前だけ向いていられる」という。
○…生まれも育ちも平塚市。「子どもの頃はよく覚えてない」と笑うが、父が創業した電器店の手伝いが日課で「店番は自信あった。小学生でも並大抵の説明じゃなかったよ」とにやり。現在は店を父から継ぎ、代表取締役を務める。「ありがとうの言葉が原動力だから」と、困っている人を見たら放っておけない人情家。家電取扱いが中心だが、古くから付き合いのある顧客からの「お風呂に入るのが大変になってね」という一言でホームヘルパーの資格を取得したほどだ。今後はライフサポート事業の展開を目論んでいるが「介護は、最後がね。貸した電動ベッドが戻ってくるのが寂しいんだ」とぽつり。
○…省エネ教室の講師などで県内を飛び回り、カラオケ、温泉、映画など趣味にも全力投球。奥さん、娘、息子、猫、犬、モモンガ達が待つ自宅でくつろぐ時間もままならない。年末も様々な会合で「引っ張りだこ」だったが「宴会やらせたら県内一だから仕方ない」と疲れを感じさせない豪快な笑顔が魅力だ。
○…「愛称募集、ポスター作製、2月のイベント。事業は起爆剤でしかない。今後の活かし方次第。八幡は今試されているんだ」と声を大にする。まだまだ休む暇はなさそうだ。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>