平塚版 掲載号:2017年9月14日号
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小学生バレーボールクラブ「神田ジュニア」の監督を30年以上務める松浦 貞雄さん田村在住 70歳

冷めぬ情熱 衰え知らず

 ○…創部35年を超える歴史を持つ小学生バレーボールクラブ「神田ジュニア」の監督。コーチを経て33年間、児童に向き合い今も指導を続けている。就任当初は、ロス五輪で活躍した全日本女子チームの追い風を受けてバレーボールは人気競技。40人超の児童を預かる大所帯の時もあれば、部員不足で休部や廃部を考えたこともあった。休むことなく活動できたのは、「1人でも教わりたいと願う子供が居たことと、協力的な父母のおかげ」と感謝し、「頑固者だから簡単に辞められなかった」と振り返る。

 ○…自宅近くの体育館から聞こえてくる元気な声が、競技普及と技術向上に携わるきっかけ。ハツラツとボールを追う児童の姿が北海道代表で国体に出場した経験を刺激、大学時代に教師を志したほどの「教え好き」も手伝った。技術以前に挨拶と礼儀の大切さを伝え、コートに立てば口癖のように「気持ちを合わせて」と言い続け、チームワークを重んじる。子供たちが技術以上のビッグプレーを見せれば「自分も嬉しくなる」と言い、成長していく姿に喜びを感じている。

 ○…家庭を顧みずバレーボールを優先するあまり、小言を並べていた妻は、就任15年目の1999年に初めて出場した全国大会を機に理解を示してくれた。JA共済連を定年退職後は、夫婦で過ごす時間も増えた。揃って街中へ出かければ運転手を買って出て、「言われた通りの場所まで運ぶアッシー君ですよ」とおどける。

 ○…毎年開かれる6年生を送り出す卒団式が苦手だ。児童から贈られる感謝の手紙や言葉に毎回目頭を熱くする。現在、チームには市内外から10人が在籍しており、来月に控える関東大会予選に向けて練習に励んでいる。6年生と共に戦える時間も残りわずかとあって自然とボールを打つ手に力が入る。「子供たちの若いエネルギーが原動力」。いまなお現役、情熱は衰えを知らない。

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