神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区・瀬谷区版 公開:2018年11月8日 エリアトップへ

二俣川リアロップ(株) 市認定の販促支援企業に レンズの歪み復元技術が評価

社会

公開:2018年11月8日

  • X
  • LINE
  • hatena
開発した奥村代表。画面は同技術による復元前(左)と復元後の画像
開発した奥村代表。画面は同技術による復元前(左)と復元後の画像

 画像処理ソフトウェアの開発などを行う「リアロップ(株)」(二俣川・奥村明弘代表取締役)がこのほど、横浜市が実施する販路開拓支援事業に認定された。レンズの収差を復元する技術「Optical Learning」の開発で、今後、超小型性能カメラの低価格化の実現や多分野での活用が期待される。

 同事業は中小企業の成長・発展へのチャレンジを応援することが目的。認定企業は販促活動にかかる経費の助成があるほか、販路開拓に向けた展示会への出展や広報活動などの支援が受けられる。今年度は21社の申請があり、行政現場での活用が見込まれる新商品(トライアル発注型)で1社、社会課題解決に寄与する商品・技術(販促活動支援型)で14社が認定を受けた。

 同社が開発した「Optical Learning」(オプティカルラーニング)は、社会課題解決に寄与する技術として認定。2017年6月には特許も取得している。同技術はレンズが持つボケや歪みなどの収差を、光学シミュレーションを行い、その結果を学習させることで無収差に復元させるもの。

 これにより、広範囲の被写体を高解像度で写し出せるようになるほか、レンズの枚数を減らすなど製造過程でのコスト削減も実現できるように。また、一眼レフやアクションカメラをはじめ、監視カメラ、内視鏡、ドライブレコーダー、スマートフォン、顕微鏡、天体望遠鏡などの多分野で、同技術の活用が期待できるという。

経験ある技術者生かす場に

 奥村代表は沖電気工業(株)、ソニー(株)での研究職勤務を経て、15年に単身で独立。ソニー在籍時から高解像度を求める光学技術の開発に課題を感じており、「広範囲も高解像度で見られる技術が必要だと思った」と話す。独自に技術の設計方法を練り続け、独立後すぐに開発に着手。約半年で、基本技術を完成させることができた。

 今後の展望について奥村代表は「まずはビジネスを軌道に乗せること」と踏まえた上で、「年齢を重ねても、経験豊かで技術開発ができるエンジニアを採用していきたい」と人材発掘も掲げた。

旭区・瀬谷区版のトップニュース最新6

ベースボール5で日本一

横浜隼人高校

ベースボール5で日本一

手打ち野球原点の新競技

2月13日

地域の魅力 サイトで発信

旭区役所

地域の魅力 サイトで発信

「移住者増やしたい」

2月13日

不要品、地域で譲り合い

ジモティースポット

不要品、地域で譲り合い

瀬谷区で市内初出店

2月6日

公園運営の協定締結

旭区役所とNPO法人

公園運営の協定締結

民間の力で魅力向上へ

2月6日

豚から脳の機能学ぶ

横浜旭陵高校

豚から脳の機能学ぶ

解剖伴う「命の授業」

1月30日

全戸導入に向け技術検証

市水道の自動検針

全戸導入に向け技術検証

市民生活の利便性向上も

1月30日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月13日0:00更新

  • 1月16日0:00更新

  • 1月9日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

「東方神起」日本デビュー20周年記念企画が横浜市内で

「東方神起」日本デビュー20周年記念企画が横浜市内で

3月1日から9日、限定ステッカープレゼントなど

3月1日~3月9日

旭区・瀬谷区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年2月15日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook