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公開日:2022.03.10

横浜アクションアワード
若者らとの活動を評価
左近山団地が大賞

  • 発表の様子(アクションポート横浜提供)


 若者と地域のNPOなどの団体がパートナーシップを組んで活動する事例を表彰する「横浜アクションアワード」(NPO法人アクションポート横浜主催)が2月26日、横浜市役所で行われた。大賞には、左近山団地で活動する「サコラボ×NPO法人オールさこんやま」が選ばれた。



 同アワードは今年で3回目で、1次審査を通過した7団体が2次プレゼンテーション審査に進んだ。公開プレゼンテーションでは、ごみ問題など啓発活動を展開する環境団体や、地域団体を取材し発表するグループ、ラジオ局開局活動などそれぞれが発表した。



 審査員には民間企業の代表や行政職員、小学校の校長、高校生など7人が参加し、目指したい社会像の明確性、継続性、チャレンジ、パートナーシップ、地域への波及、若者らしさなど6項目を審査した。



 大賞を受賞した「地域課題実習サコラボ」は左近山地域住民の懸け橋を目指す学生グループ。同団地に住む横浜国大の学生のほか、他の場所から通う学生ら17人が参加している。入居することで、学生が地域住民と生活拠点・リズムを同じにし、地域課題を見つけ、学生のアイデアを用いながら解決しようと、行政やUR都市機構、大学などが協力し、6年前から活動を続けている。これまで多くのイベントを開催したり、住民と一緒にピザ窯を製作したりとさまざまな活動を行ってきた。



学生・地域一体で



 サコラボ代表の藤澤太朗(24)さんやメンバーの落合佑飛さん(21)は「大賞をもらえたのは、地域住民の皆さんの理解があったから。皆さんに感謝したい。『自分たちがしたいこと』だけでなく、『地域の人たちが望んでいること』を住民の皆さんと一緒に考え、実施てきた。今後も同じ気持ちで活動を継続していきたい」と話した。



 「オールさこんやま」(林重克理事長)は、同地区の連合自治会を中心にした組織。林理事長らは「学生たちのおかげで住民たちが一緒に多くのことにチャレンジすることができた。地域も明るくなったような気もするし、何よりこうやって左近山団地をPRしてくれることはありがたい」とコメントした。

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