横浜市庁舎2階のTSUBAKI食堂で、鶴ケ峯中学校の生徒とのコラボメニュー「イケメン武士メシ膳 Ver. 鶴ケ峯中学校」が、3月31日(日)までの期間限定で提供されている。旭区産の野菜をふんだんに使い、地産地消を推進する献立となっている。
TSUBAKI食堂は地産地消や食育の推進を目的に、主に市内の学校や企業、農家などとコラボメニューを考案する「横浜食育18区丼」という活動を2021年から行っている。同食堂はコラボする相手にオファーや募集をしており、昨年度から食育実践推進校となっている鶴ケ峯中学校が名乗りを上げ、今回実現した。
旭区名物を作る
コラボには同中学校の保健委員会の生徒らが参加。「旭区名物を作ろう!」を旗印に、1年ほどかけて献立を作成していった。
生徒らは旭区にまつわる献立にするため、地域の歴史について学習し、畠山重忠がゆかりの人物であることを知った。
また、地産地消に取り組むため、地域の産物について地元の農家から学習。2年生の石坂柊ノ輔(しゅうのすけ)さんは「旭区で採れる野菜について、新たな発見があった。野菜が手元に届くまでにこんなに手間がかかるのかと感じた」と振り返る。
食堂の助言も受けながら、春野菜のおひたしや野菜のかき揚げなど野菜を多く使う料理を採用。提供する野菜は、区内の農家である「藤又農産」から仕入れた。食堂側が「武士っぽい料理」を考案し、ちまき風の強米を取り入れるなど、工夫を凝らした。
地域への誇り持って
2年生の高橋輝さんは「いろんな人に食べてもらい、この地域で野菜が作られていることを知ってほしい」と話した。
同食堂を運営する株式会社よこはまグリーンピースの椿直樹代表は「今回のコラボで終わりでなく、郷土料理のように広まっていってほしい。中学生にはこれを機に食の大切さを知ってもらいたいし、地元への誇りを持ってほしい」と期待を込めた。
同食堂の営業時間は午前11時から午後3時と午後5時から10時。今回のコラボメニューは、昼は1800円、夜は2100円で提供する。問い合わせは【電話】045・211・4300。
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