相沢小学校4年生
ブンブン音頭、お披露目
横濱花博連絡協の依頼で
1月9日
地域の子どもたちのために、学校や家庭以外に学びや遊びの場として「居場所」を提供している団体のネットワーク「soil(ソイル)」が設立1周年を迎えた。3月24日(日)には1周年を記念し、NPO法人ハートフル・ポート=五味真紀代表、南希望が丘58=で「soil祭り」を開催する。
豊かな土壌を
ソイルは希望が丘地区を中心に、周辺で子どもたちの居場所作りなどの活動を行っている「ハートフル・ポート」「ブルーベル」「心結(ここゆい)」「かけはし」「エデュカル」の5団体を中心に、2023年4月に設立した。「まち全体を子どもの居場所に」を理念に、ネットワークのメリットをいかし、月に1回の交流会など情報共有活動を行っている。
ソイルは英語で「土壌」の意味。植物がさまざまな微生物を含む土から元気な芽を出すように、子どもたちがさまざまな経験のできる豊かな「土」をつくりたい、との思いを込め、名付けられた。
コロナきっかけ
ソイル設立のきっかけは、五味さんが「コロナ禍で、学校が再開しても通えない子どもが増えている」との情報を聞き、ハートフル・ポートを不登校の子どもたちが集える居場所にできないか、と考えたこと。もともとハートフル・ポートは、五味さんが自宅を改装し「住み開き」という形で、地域の多世代の人が交流できるカフェとして14年にオープンした。
五味さんは泉区で「かけはし」を運営する廣瀬貴樹代表理事や南希望が丘地域ケアプラザのコーディネーターなどに相談。2022年にNPO法人を取得し、カフェを営業しながら、子どもの居場所として誰でも集えるフリースペースに一部を開放、子どもたちのために料理やパソコンなどが楽しめる事業を定期的に行っている。
希望が丘には五味さんの他にも子どもや子を持つ親、高齢者などのために居場所を提供する活動を行っている団体が複数あった。泉区の「かけはし」も希望が丘を中心に、旭区内の公共施設で不登校の子どもたちのための活動をしていたことから「連携を取り合い、『助けてほしい人』と『助けたい人』が出会えるまちになれば」と各団体に連携を打診。23年4月にソイルを設立した。
ソイルとしての各団体の活動は、昨年4月の設立から今年1月末までの10カ月で、活動日は260日。利用した子どもの数は延べ1053人。4月は延べ60人と少なかったが、11月は250人を超え「2月は400人を超えそう」(五味さん)だという。
ソイル祭りは午前11時から午後2時。入場料は100円。活動の展示やiPadを使ったICT体験、工作、カード、ゲームコーナーなどは大人の参加も可。問合せはハートフル・ポート【電話】045・777・8159。
![]() 祭りは大人も参加可能
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