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旭区・瀬谷区版 公開:2024年4月11日 エリアトップへ

横浜・人・まち・デザイン賞 森ラボ(旭区)が受賞 地域住民と芸術作品制作

文化

公開:2024年4月11日

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多くの住民が活動に参加した=提供写真
多くの住民が活動に参加した=提供写真

 横浜市はこのほど、「第11回 横浜・人・まち・デザイン賞」として、市内で地域まちづくりに関して著しい功績のあった活動など11件を表彰。旭区内からは「GROUP創造と森の声」(石山克幸代表)が行い、地域住民と芸術作品制作に取り組んでいる「森ラボ」が地域まちづくり部門で表彰を受けた。

 横浜・人・まち・デザイン賞では、魅力あるまちづくりをより広げていくことを目的に、市内で地域まちづくりを推進する活動や、都市景観の創造・保全に寄与した街並みを構成する建造物などを表彰している。今回は、地域まちづくり部門として「森ラボ」を含む7件、まちなみ景観部門として4件選出した。

 「GROUP創造と森の声」は、里山ガーデン(旭区上白根町)近隣の保全林で、森づくりを兼ねて伐採した木や枝を使ったワークショップを実施するなど、地域住民を巻き込んだ「森ラボ」という活動を行っている。また、地域住民も参加して木材を用いたアート作品を制作し、森の中で展示している。

 石山代表は「自然とアートと仲間のつながりによって、多様な地域文化を目指したことが受賞につながったと思う」と受賞への喜びを口にした。

森の保全も

 同団体は、1997年に作家ら約10人が、森の中でアート作品を展示する目的で結成。現在の里山ガーデンの一帯を拠点として、野外美術展などを実施してきた。

 その後は展示に加え、ワークショップも行うようになった。「作品の展示だけでは敷居が高いと思い、美術と地域の人たちを結ぶためにワークショップをするようになった」と石山代表。その後は「子ども連れが参加するようになり、アートを身近に感じてくれるようになったと思う」と振り返る。

 ワークショップへの参加だけでなく、ボランティアとして活動を支援する住民も現れ始め、地域に浸透していった。

 9年ほど前に、里山ガーデンの整備に伴い現在の拠点に移ったが、「ジャングルのような、危険で入りにくい場所だった」(石山代表)。数年前からはナラ枯れも深刻な問題となっていたため、森の再生にも重きを置いて活動を進めてきた。石山代表は「森の中の作品は枯れ木や倒木などを用いており、森づくりが活動のベースとなっている」と語った。

「もっと参加を」

 森の保全には地域住民も参加しているが、まだ人手は足りていないとのこと。石山代表は「もっと集まってほしい」と危機感を募らせる。森づくりを行う「森のボランティア活動」は、4月から順次開催中。募集対象は小学3年生以上。

 アートワークショップは里山ガーデン入り口のブースで、4月28日(日)、5月3日(祝)・5日(日)に開催される。詳細や申し込みなどは同団体【電話】045・933・1460。

ナラの木を用いた「切り株でダンス」
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