意見広告・議会報告
市政報告 アニマルウェルフェアの推進を 日本維新の会 くしだ 久子
特徴ある3動物園
横浜市にはそれぞれ特徴のある3つの動物園があります。野毛山動物園(西区)は子どもが初めて訪れる園として、動物や命に関心を持ってもらうこと、金沢動物園(金沢区)は豊かな緑地を活かし環境教育の拠点として動物や身近な生き物について知れること、ズーラシア(旭区)は国内最大級の動物園として世界中の様々な気候帯の動物種の生息環境について理解を深められるという特徴があります。
その中でも開園25周年を迎えたズーラシアは開園当初から野生での生息地域を模した「生物環境展示」を行い、動物本来の行動を引き出す行動展示を行ってきました。サバンナゾーンは草食動物と肉食動物を一緒に展示していて、サバンナの様子を感じられます。
動物福祉とは
近年は動物園のあり方も問われるようになってきました。日本においても注目され始めている「アニマルウェルフェア」(動物福祉)とは、動物の飼育及び展示にあたり本来の習性にあった生活環境を与え、身体的・心理的に苦痛にならないように飼育することです。
世界基準を目指して
横浜市の3動物園でもこの取り組みを進めつつあります。野毛山動物園は小動物のふれあいは事前予約による人数制限を行い、ふれあえる動物も交代させ、ストレスがかからないようにしています。開園から70年以上が経つ野毛山動物園はリニューアルが予定されていますが、より配慮した飼育環境になるように提案をしていきます。
ズーラシアではオットセイの日除けをクラウドファンディングにより設置することができました。夏にはオットセイが日陰で休む姿も見られるのではないでしょうか。
それでも日本のアニマルウェルフェアは世界基準にはまだ程遠く、動物園は岐路に立たされています。自然について学ぶ場としての動物園ですが、現在では環境教育や、野生動物、生物多様性の保全など、より視野の広い取り組みが求められています。横浜市の動物園は牽引役となってほしいと思います。
串田久子
横浜市旭区中希望が丘111-1 勝滝ビルB1
TEL:045-212-3327
chako-naka@kussy.com
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