厚生労働省がこのほど発表した調査によると、全国の医療機関に支払われた2020年度の概算の医療費は約42兆2000億円で新型コロナウイルスの影響による医療機関への受診控えによって4年ぶりに減少した。減少率は過去最大で、前年度比3・2%(約1兆4000億円)。
国民1人当たりの医療費は前年度比1万円減の33万5000円。このうち75歳以上の後期高齢者は92万円で、75歳未満(21万9000円)の4倍超となった。
外来診療科別で減少幅が最も大きかったのは小児科で22・2%減、耳鼻咽喉科が19・7%減と続いた。年齢別でも未就学児の医療費が19・1%減と最も減っている。
厚生労働省は、がん検診の受診控えによるがん発見の遅れや学校健診後の未受診率の増加、乳幼児の予防接種控えなども指摘。気になることがあれば早期にかかりつけ医の診察を受けることを呼び掛けている。
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