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ラグビー人気、再燃目指し(中) 競技者増へ環境整備が鍵

スポーツ

掲載号:2015年10月1日号

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 タックルの代わりに相手の腰に付けたタグ(ビニール製のリボン)を取る「タグラグビー」。日本ラグビーフットボール協会は、競技者獲得の入り口になればと普及を推進している。

 同競技は激しい接触プレーがない分、怪我の心配も少なく、性別や年齢に関わらず誰でも楽しめる。体格差に関係なく誰もが平等に活躍の機会を得られるというのも特徴だ。そういった点などが評価され、横浜市では2001年度に全国に先駆けて「横浜市小学校教育課程編成の指針」に同競技を例示。11年度には文部科学省の定める「小学校学習指導要領解説(体育編)」にも例示された。これを受け体育教育の一環として小学校でタグラグビーが導入されるようになった。

 教育現場では、市内小学校の教員が中心になって、「横浜市立小学校タグラグビー交流会」が発足した。04年から年に一回、大会を開催。5回大会から横浜スタジアムで熱戦が繰り広げられている。参加者数は開始当初は420人だったが、近年はその倍以上の約1000人前後で推移している。同交流会実行委員長を務める大正小学校(戸塚区)の福浦秀一校長は、「子どもたちは一生懸命取り組んでいる。ほかの学校からタグラグビーに関しての問い合わせもある」と話す。

選手取り巻く課題も

 だが一方で、「横浜ラグビースクール」ジュニアチームの井ノ口昌吾監督は、「タグラグビーとラグビーは別の競技。タグの経験がきっかけでラグビーを始めた子は、ほとんどいないのが現状」と話す。現在、同スクールに所属する子どもの多くが、ラグビー経験者の家族や知り合いを持ち、それがラグビーを始めるきっかけになっているという。

 さらに井ノ口監督は、中学校でラグビー部のある学校が少ないことに触れ、学校では別の部活に所属しながらスクールに通う子どもも多いと話す。「『スクールでラグビーをするため土日の部活を休むと内申点が下がってしまう』と言ってラグビーをしたくてもやめてしまう子もいる」と選手の練習環境や、周囲の協力不足を課題として語る。競技者を増やすために、環境整備が急務だ。  (つづく)

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