区民文化センター「かなっくホール」=東神奈川=で5月20日、同ホールでは初となるオンライン稽古が行われた。6月18日の公演「3人ぐらいdeシェイクスピア」に向け、新たな稽古の手段として出演者らがパソコンの画面に向かった。
オンライン稽古は、演出家や語りを担当する役者、劇中で奏でられるギターに似たリュートの演奏者に、同ホールの事業担当者も加わり実施。演出家を中心に台本の読み合わせを行い、せりふのニュアンスやアイデアなどを伝え合った。
参加した事業担当者は「オンラインだと相手の気配を感じ取って音や声を重ねていくことができないため、相乗効果による創作は生まれづらかった」と振り返り、舞台芸術には生のコミュニケーションが欠かせないと実感したという。今後の稽古は対面で行う予定で、他公演では初日の台本読み合わせなどにオンラインを活用していく。
同ホールでは「かなっくYouTubeチャンネル」の開設や公演のオンライン配信などコロナ禍での新たな芸術鑑賞に取り組んでおり、「文化芸術の灯をともし続けていくため、あらゆる可能性を模索していきたい」としている。
同公演の詳細・問い合わせは同ホールチケットデスク【電話】045・440・1219。
|
<PR>
神奈川区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|