キャンプ淵野辺留保地整備素案 魅力ある公園都市へ メーン通りを新設 交流広場づくりも
キャンプ淵野辺留保地の活用に向けて、同地整備計画検討委員会は先月21日、跡地利用についての素案を加山俊夫市長に提出した。パブリックコメントで市民からの意見を集約した上で、今秋には計画がまとめられる見通しだ。
留保地の活用をめぐっては、平成15年に「原則利用、計画的有効活用」と国が方針を示したことから、市は利用の基礎となる計画案を同20年に策定。この計画を元に、学識経験者らで構成される同委員会が8回にわたって議論を交わし、今回の素案をまとめた。
淵野辺公園を拡張
素案によると、JAXA(宇宙科学研究所)や東京国立近代美術館、市立博物館との連携はもとより、公的利用として文化・教育施設の新設や森林エリアなど公園の増設(図1)のほか、淵野辺公園を拡張し、隣接する球場や運動施設とが一体となった広場づくりが挙げられている。これに加え、消費生活センターから由野台中学校に抜ける道路の幅を広げ、メーン通り(図2)をつくるとともに、通りの中間に交流拠点を設けるなど、公園機能を強化。美術館や博物館で映画上映会や展示会などの開催を協議していくことも盛り込まれた。
ただ、設計や着工について市は「(財政事情を考慮し)24年度以降」と述べ、見通しについて明言を避けた。民間資金の活用など、収入源の確保が定まり次第、計画に乗り出したい考えだ。
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