金環日食 児童に生の宇宙ショー 市・JAXAらで観察を後押し
今月21日の「金環日食」を前に相模原市は、全小学生が安全に観察できるよう「日食観察スコープ」を配布する。市内の各学校では観測時間に合わせ登校時間を一律で調整するほか、JAXAも教員向けに安全研修を実施。市・学校・JAXAが連携して子どもの宇宙への興味を後押しする。
今回の連携は、「宇宙のまち」としてこれまでシティセールスを行ってきた市と、宇宙を身近に感じてもらいたいJAXAの意向が一致する形で実現した。
日食の観察については、肉眼や双眼鏡で見ると目を痛めるなど危険性が指摘されていたことから、学校側は安全を考慮し、市に専用レンズの製作を要望。それを受け市では、オリジナルの日食観察スコープを作成した。このスコープは、児童が観察時の感動を綴れる記入欄や映画「宇宙兄弟」の画像が入るなど、子どもが親しみやすいデザインが特長。市内の小学生と教員合わせて約3万9千人に配布される。
当日の観測予定時刻は午前7時30分頃。市内の小学校のうち、57校が登校時間を早めて校庭で観察し、残りの15校は登校時間を遅らせ家庭や地域で観察するよう促す。市が一律で登校時間を調整するのは、極めて異例だ。市学校教育課では、「JAXAがあることで、他の市町村では出来ない支援が実現した。自分の目で宇宙ショーを見ることをきっかけに、もっと宇宙に夢や興味を持ってくれたら」と話していた。
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