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放射能汚染の判断基準に 主婦が2講演を比較レポ

公開:2012年9月13日

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 母と子の放射能対策に取り組む団体『こどもまもりたい』(20人)のメンバーでもある主婦が、この程市内で今年開催された2つの放射能汚染に関する講演会の内容をまとめた。同団体のHPで公表している。

 講演をレポートしたのは市内在住の主婦。元私立大学教員(専門は植物細胞生物学)で、昨年5月、茨城県つくば市から相模原市へ自主避難してきた。

 比較した講演は5月の「放射能の健康影響に関する講演会」と、7月の「チェルノブイリ原発事故から日本は何を学ぶべきか」。講師を担当したのは、山内正剛(まさたけ)氏(放射線医学総合研究所上席研究員)と菅谷(すげのや)昭氏(医師・長野県松本市市長)。概要は前者が「主に広島・長崎の原爆後の追跡調査結果をもとに、『福島から出た放射性物質は科学的に安全』と説明するもの」。後者は「自身の経験をもとに、チェルノブイリ事故後の26年間に起こった事実(健康被害)だけを話すもの」だった。

 2つの講演で聴講した内容は「放射性物質の量」「汚染のレベル」「健康被害」などのテーマごとにまとめられている。その記録は「こどもまもりたい」のブログ(http://ameblo.jp/hirohaco/)で閲覧可能だ。

 被ばくを少しでも減らそうと、つくば市に別れを告げ、家族4人で相模原にやってきた。学校・父兄が共に除染に取り組むつくば市に比べ、相模原市では学校の運動会で、放射性物質が積もっているだろうグラウンドにスライディングをさせるなど、「放射能についての意識の低さ」と感じたそう。昨年6月には、日光への修学旅行の行き先変更や、給食の食材の測定を求める陳情を、市に個人で提出した。そして、今回、2つの講演会を比較してみたところ、主張の違いが浮き彫りに。「放射能は毒。子どもたちにも考えてほしい」。2つの講演会には中1の長男も参加していた。
 

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