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「日本のドーベルマン 変えたい」 スタンダードめざし海外で交配

社会

公開:2012年12月6日

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 東日本ドーベルマンクラブの部長を務める鈴木博さん(緑区町屋在住/橋本の精肉店「ミートショップ寿々木(すずき)」社長)はこのほど、自身が育てているドーベルマン(牝・18カ月)を交配のために渡欧させることとした。「日本の犬を変えてみたい。ドーベルマンの原産国(ドイツ)であるヨーロッパの犬と交配し、一歩でも世界のスタンダードに近づけてみたい」と期待に胸を膨らませる。

この道40年

 鈴木さんは、これまで40年にわたりドーベルマンを育て、数々の品評会に出場。体型美や骨格、マナーなどを競う全国大会「日本チャンピオン決定審査会」((社)日本警察犬協会主催)では、最も難しいとされる成犬の部門で2度チャンピオン犬を輩出してきた。ドーベルマンの魅力は、「精悍さやかっこよさ。訓練するほどに機敏さが出るし、愛情をこめて育てれば応えてくれるところ」と笑顔で話す。

 今回交配をするに至ったきっかけは4年前。世界大会を見学するためヨーロッパを訪れた際、「本場の犬は違うな」と感じたという。「日本では全国大会といってもエントリーするのは多くて70頭ほど。世界大会は800頭。規模が違う。それにヨーロッパは、体型・資質ともに良い犬が多い」と分析。3回の渡欧を経てようやく、自身の犬と近いロシアの血統の犬が見つかったことから、来年3月にオーストリアへ送ることに決めた。「一代、二代では変わらないけれど、長い目で見て試みを続けて、日本の犬が変わっていけば」と鈴木さん。「世界のスタンダードをめざすため、体が動くうちは続けたい」と話していた。
 

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