相模原市が主催する「緑区がんばるフォーラムIII」が1月19日、サン・エールさがみはらで開催された。
今年で3回目の開催となった同フォーラム。今回は、昨年策定された区ビジョンで掲げられた災害対策や高齢者の見守り対策等の活動事例の報告を通じて、地域コミュニティによる”助け合い”の大切さ、各地域の特性を生かした”共助”のあり方について考えることをテーマに開催された。
この日、報告された事例は、橋本本町自治会の「災害時要援護者避難支援」、小松自治会の「万一の災害が発生した際の3日間の取り組み」、森戸自治会の「黄色い小旗による安否確認」、藤野地区社会福祉協議会の「高齢者サロンを通じた交流」、相模湖地区社会福祉協議会の「『みまもりネットさがみこ』を活かした高齢者の見守り」、ご近所健康づくりの会の「官・学・民みんなで創る新たな健康コミュニティ」の6件。6団体の報告を聞き、コーディネーターを務めた(株)PHP研究所主任研究員で緑区区民会議議長の宮下量久氏は「この報告を区民会議で議論していきたい。1地区の力では限界があるので、それぞれの知恵から新しい取り組みができたら。6地区よれば緑区の知恵になる」と話していた。
また最後には、区内在住の創作音楽家・ガイネ氏が制作した緑区のイメージキャラクター「ミウル」のテーマソング「この地球(ほし)を潤す」を来場者全員で合唱し、幕を閉じた。