35年ぶりに神輿「復活」 60回を記念し、宮上本町内を巡行
威勢の良い掛け声と共に町内を巡行した
宮上本町夏祭り実行委員会（霧生幹夫委員長）が主催する「宮上本町夏祭り」が７月26日に宮上公園で行われ、威勢の良い掛け声と共に、約35年ぶりに神輿が同町内を巡行した。
宮上本町自治会（高野義宣会長）の神輿は、同町が小山本町だった１９４７年に購入された。宮上本町になった１９５４年から地域の交流を図る目的で夏祭りが毎年開催され、神輿を担いで町内を練り歩いていた。その後、時代と共に担ぎ手が減少、１９７９年を最後に神輿の出番はなくなり、氏神である天縛皇神社に奉納されていた。
そうした中、今年夏祭りが60回を迎え、相模原市も市制60周年を迎えることから、35年ぶりに神輿を復活させようと計画。担ぎ手を町内で募集したところ、60人以上が集まったことから、町内の巡行が決まった。
当日は、炎天下の中、担ぎ手が代わる代わる神輿を担ぎ、「わっしょい！わっしょい！」と威勢の良い掛け声をかけながら、町内を練り歩いた。高野会長は「地域の関係性が希薄になってきている時代に、こうして隣近所が集まり地域の和を感じることができた。これからの地域の起爆剤になれば」と話している。
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