細谷さんの功績
南区古淵出身で日本を代表するアートディレクター、細谷巖さん(79)=人物風土記で紹介=のこれまでの仕事の一部=画像=を紹介する。細谷さんは現在、(株)ライトパブリシティ(東京都中央区銀座)の代表取締役会長を務めながら、広告制作に携わっている。
細谷さんの母親は短歌に興じており、書も上手かったそう。その影響か、細谷さんも幼い頃から絵を描くのは好きで、大野北中学校のときには美術の教諭によく作品を褒められたという。
その教諭の勧めもあり、神奈川県立神奈川工業高校工芸図案科(横浜市)へ。3年間、模写とオリジナル作品の制作を繰り返した。また高校では、芸大卒でクリスチャンの佐藤教諭から影響を受けた。デザインと違う「キリスト教の世界」を教え込まれたそう。「『正しく生きなければいけない』みたいな。今日まで真面目に仕事を続けてこられたのも、その教えのおかげかもね」(細谷さん)。佐藤教諭の勧めで広告制作会社(株)ライトパブリシティへ入社。AD(アートディレクター)、GD(グラフィックデザイナー)として数々の広告、グラフィック制作を手掛け幾多の賞を受賞。広告業界の発展に寄与してきた。今も現役で活躍し、昨年秋には旭日小綬章を受章した。
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水野さんが川柳講座4月25日 |
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