相模原市消防局は11日、消防指令センターで「高齢者福祉施設等救急講習会」を実施した。市内の68施設から103人が参加した。
今回の講習会は、市内の高齢者福祉施設等からの救急要請が増加傾向にある現状を受け、施設でできる救急事故を予防するための取組み「予防救急」を紹介するとともに、施設職員と救急隊とが理解を深め、いざという時に円滑な対応が行えることが狙い。
当日は、「予防救急」についての紹介のあと、施設内で実際に救急応対する際の手順を実演しながら解説。救急患者の発見から通報、AEDの使用など一つひとつ説明された。
同局は「高齢者福祉施設からの救急患者は重症化しやすい傾向にあるので、万一の救急対応を常に確認しておいてほしい」と話した。