中央区上溝地区に、新たな地域交流の場が開設することがこのほど決まった。子どもから高齢者まで、同地区の住民同士が交流できる場の創出がねらいで、現在、地元住民からこの場の名称を公募。5月のオープンに向けて、準備を進めている。
この取り組みは、相模原市社会福祉協議会が2006年度から進めている福祉コミュニティ形成事業の一環。市内22地区ごとに、各地区の社協と住民らが協力して、福祉に関する課題を洗い出し、地域で解決することを目的としている。上溝地区では、2014年度から福祉コミュニティ形成事業推進会議を立ち上げ、「ふれ愛・ささえ愛のまち上溝〜おせっかいの仕組みづくり〜」をテーマに、検討を重ねてきた。
古くから県北の商業の要の地として栄え、市内でも歴史のある街として知られている同地区。上溝夏祭りなどを通して、自治会内のつながりは強いが、自治会への加入率は減少傾向にあり、自治会に加入している人とそうでない人の交流は活発とはいえないのが現状だ。あわせて、同地区にはいわゆる「団塊の世代」の住民が多く、現時点では、他地区と横並びの高齢化率も5年後には、抜きんでることが見込まれている。1〜2年後には一層宅地開発が進み、人口自体も増加する見込みで、世代間、新旧の住民間の分断が懸念されている。こうした地域の課題を解決しようと、気軽に立ち寄ることができ、地域の住民同士が知り合い、仲良くなれる場、子どもから高齢者まで様々な人が喫茶などができる場の創出をめざし、今回の開設準備に至った。
場所は、県立上溝高校近くの昨年8月に閉院した田接骨院の跡地で、同校を中心とした若い世代を巻き込んだイベントなどの開催も視野に入れている。現在、同所では改築を進めており、5月22日に予定されている開所式をめざしているという。なお、同所の名称も募集しており、上溝公民館入口付近に設置された投函箱から応募できる。
詳細は、上溝地区社会福祉協議会(上溝まちづくりセンター内)【電話】042・762・0079へ。
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