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地球の資源「みんなで考えて」 作の口小 JAXAと連携授業

教育

公開:2020年2月27日

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汚水に見立てた青い色水を綿でろ過する実験を行う児童=2月18日、作の口小学校
汚水に見立てた青い色水を綿でろ過する実験を行う児童=2月18日、作の口小学校

 作の口小学校(下九沢/松田知子校長)で2月18日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携した授業が行われた。

 JAXAが実施している授業連携の取り組み。今回は資源の大切さを学ばせたいという学校側の意向から、水処理企業の栗田工業(株)(東京都中野区)にJAXAが協力を打診した。JAXAと同社は水再生技術実証システムを共同開発しており国際宇宙ステーション/「きぼう」で実証実験を行っている。両者は県外の中学、高校で授業連携を行ったことがあるが小学校での実施は初めて。

 今回は「生物と環境」を題材に6年生が授業を受けた。まずJAXA宇宙教育センターの野村健太さんが宇宙のことや地球の暮らしとの違いなどを説明し、資源や水の大切さへと話を展開。続いて栗田工業の松尾勇志さんが呼気や汗、尿などを「きれいな水」にする、開発中の次世代水再生装置について解説した。

 その後、児童らは綿と、水再生装置に使用するイオン交換樹脂を使って実験をし青い液体の変化を観察。徐々に色が薄くなっていくビーカー内の液体を見て、「上から見るとすごい透明」などと驚きの声があがった。

 松尾さんは、「水をきれいにするのは簡単なことではありません。地球は2050年までに4人に一人が水問題で困ると言われています。一人ひとりが生活の中でできることを考えて」と呼びかけた。また、野村さんは「宇宙に興味を持つことで地球のことを考えるようになってもらえたら」と授業を振り返った。
 

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