畳を巻き付けて俵丈にした用具を一刀両断する市瀬さん＝12月18日
市営上九沢団地（大島）の集会所で運営されている「くすのき広場」で12月18日、クリスマス会が開かれ、俳優の市瀬秀和さんが剣術の演武を披露するなどさまざまな企画で地域の小中学生延べ１００人を喜ばせた。
同広場は、小中学生が集い住民や学生らとふれあう子どもの居場所づくりとして、２０１４年から地域のボランティアらにより運営されている。子ども食堂や無料学習塾といった役割も併せ持っている。
普段から広場の活動を支援している相模女子大学の学生が毎年、クリスマス会を企画。昨年はコロナ禍で中止になったが２年ぶりに開催された。
おやつやゲーム、ピアノ・ハープの演奏、ヒップホップダンスなどのプログラムが催される中で今年は、運営するボランティアのつながりから、大河ドラマなどにも出演している俳優で、全日本刀道連盟師範の市瀬さんが駆けつけた。殺陣師としても活躍している市瀬さんが真剣について説明をした後、演武を披露すると、集会所に集まった子どもたちから大きな拍手が湧いた。
市瀬さんは、「子どもとふれあいたかったので楽しかった。また来たい。今度はチャンバラ体験などもしてもらえたら」と話した。同広場の代表を務める吉澤肇さんは、「地域の小中学校もイベントの周知に協力してくれた。子どもたちも喜んでくれていた」と目を細めていた。
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