今年は2人の3年生が大黒柱。梅津悠斗主将は、「最初主将を任されたときは自分でいいのかと不安でいっぱいだった」と振り返る。あまり前に出るタイプではなく、どうチームを引っ張っていけばよいか分からなかった。そんな時に刺激になったのがもう1人の3年生、田中駿瑛君。高校から野球を始めた田中君は練習では常に一生懸命。下級生に率先して指示を出していた。そんな姿に触発され、「下級生の見本になる、チームで1番輝く主将へ」と気持ちを新たにした。今では練習から一番声を出し、仲間を引っ張る「頼れる主将」に成長した。
田中君も梅津主将に影響を受けた。「頼りすぎていたところが多くある。声で引っ張る梅津を見て自分も頑張ろう思うようになった」。
梅津主将は、「3年間一緒にいてくれて感謝。2人で目標のベスト16へ導きたい」と思いを語る。最後の夏もチームを2人で引っ張っていく。
このコーナーでは、第104回全国高校野球選手権神奈川大会に出場する緑区内のチームの注目選手を3週にわたり紹介します。