相模原北警察署(柴崎政美署長)は10月20日、特殊詐欺を未然に防いだ金融機関などに感謝状を贈呈した。
受け取ったのは横浜銀行橋本支店、ファミリーマート橋本3丁目店、相模原金属団地内郵便局。どの案件も電話で騙された高齢男性が、高額出金や電子マネーを購入しようとしたところで、行員や店員が事情を聞き取り警察に通報。詐欺を未然に防いだ。贈呈式で柴崎署長は「銀行に来る人は信じ込んでいて周りが見えなくなっている。皆さんの勇気ある声掛けに感謝したい」と話した。
同署によると、最近の傾向として架空料金請求の一種である「サポート詐欺」が増えているという。この詐欺はパソコンなどの修理サポートを名目にした詐欺で、急にパソコン画面に「ウイルスに感染した」という画面が現れる。除去するために画面上の問い合わせ先に電話すると、電話口でパソコンの遠隔操作のアプリをダウンロードさせるなど手口は巧妙。電話を切らずにコンビニなどに誘導し電子マネーを購入させる。同署では「表示が出ても慌てないこと。また、特殊詐欺の前兆電話は管内にも毎日のように掛かってきている。年末に向けて発生増加が懸念されるので注意してほしい」と話している。
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