相模原市は、親の就労要件を問わず月に一定時間、柔軟に保育所等が利用できる「こども誰でも通園事業」の実施に向け、このほど試行事業の概要とスケジュールを発表した。
1時間300円
実施期間(予定)は今年7月から来年3月までの9カ月間。市全域の保育園、こども園、幼稚園など24園で試行し、利用は原則として平日の午前中となる。対象の児童は保育所などに通っていない6カ月から満3歳未満の子ども。1カ月あたり10時間までの利用が可能で、利用料金は1時間300円。1施設に通園できるこどもは原則15人まで。利用希望者は、電子母子健康手帳アプリ(さがプリコ)で申し込む。
市こども・若者未来局の担当者は「相模原市は、山間地域や都市部など地域によって保育事情が違う。市内全域で実施することで市内の実情を把握し、より現場の要望に即した事業にしたい」と話す。
今後は実施する24園を3月下旬に決定し、4月中旬に利用希望者の施設見学を開始する。5月から利用者の募集を開始し、6月下旬に利用者を決定する。
市内の保育士は「今まで民間保育園などで行っている一時保育との違いがまだわからないが、こどもを預ける親にとっては選択肢が増えるのはよいこと」と話す。
26年度見据える
「こども誰でも通園制度(仮称)の本格実施を見据えた試行的事業」は、国のこども家庭庁が主導して行う事業。26年度の本格的実施を見据え、全国の自治体に試行的事業の実施を要請しており、試行方法は各自治体に委ねられている。
県内では相模原市のほか、横浜市、川崎市、厚木市で試行が決定している。
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