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カワラノギクを守る会 街ぐるみで希少種を保護 若い世代の参加に期待

公開:2013年5月30日

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可憐な花を咲かせるカワラノギク
可憐な花を咲かせるカワラノギク

 国の絶滅危惧種に指定される野菊の一種・カワラノギクを保全する「カワラノギクを守る会」(長谷川兌会長)とNPO法人さがみはら市民会議(水澤弘子理事)は6月と10月、花の自生地である神沢河原と湘南小学校東側の河原(緑区大島・小倉)で一般参加のイベントを実施する。全国の希少生物の保護活動を支援し、住民に参加を促す「SAVE JAPANプログラム」の一環。多くの人に活動を周知し、若者の担い手を増やす契機にしたい考えだ。

 SAVE JAPANプロジェクトは、(株)損害保険ジャパンの寄付を受け、一昨年スタートした。企業とNPO支援団体、環境団体が協働し、希少生物保全のための一般参加イベントを企画。生物多様性や生き物が住みよい環境づくりを推進する。今回の実施団体は、県の窓口である藤沢市市民活動推進連絡会の打診を受け、相模原のNPO団体を支援するさがみはら市民会議の提案によって選ばれた。県内唯一のプログラム。

高齢化で会員減

 カワラノギクを守る会は1997年に設立された。絶滅は時間の問題と言われた同種を約15年にわたる地道な活動で増やし、相模川沿いの他地域にまで広げた。加えて、湘南小学校の児童も巻き込み、授業の一環として保全活動を行っている。しかし、当初60人以上いた会員は高齢化が進み、現在は35人に減少。人の手がないと生き続けられない同種を守るためにも、今後若い担い手が必要という。

6月8日に実施

 イベントは6月と10月の2回実施される。第1回は自生地を訪れ、見学と除草作業を実施。同会の活動についてビデオ上映も行う。2回目はカワラノギクが一面に咲く10月、花見会を開催する。「多くの人に参加してもらい、会員が増えるきっかけになれば」と長谷川会長は期待を寄せている。

【第1回活動】6月8日(土)午前10時半〜午後3時、場所は神沢河原と湘南小学校東側の河原。橋本駅南口の相原高校横に集合、送迎バスあり。詳細はHP(http://savejapan-pj.net/sj2013/kanagawa02/event/part1.html)。問い合わせは、カワラノギクを守る会【メール】kawaranogiku@gmail.comまたは【携帯電話】090・2430・8506長谷川さんへ。
 

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