相模原市は、条例規則や総合計画、議会議事に関する資料などの歴史的公文書を保存・集中管理し、市民が閲覧等できる施設として「(仮称)相模原市立公文書館」を今年10月に設置する計画を発表した。
設置場所となるのは、城山総合事務所にある旧城山町役場の議場で、一部改装し整備していくという。公文書館が設置されると、これまで市立博物館など6カ所で保存等していた公文書や歴史的価値のある資料など約2万5千冊を保存・集中管理するほか、市民が閲覧・複写などをすることができるようになる。
市では昨年の市議会12月定例会に、公文書の保存期間を定め、集中管理し広く公開するなどの内容の「公文書管理条例(案)」を提出。それが可決され、4月1日から条例として施行される。同条例が施行されるのは、全国の政令指定都市の中で大阪、札幌に次いで3番目。県内では初。
今後は、4月に城山総合事務所に会館準備室を設け、6月に開かれる市議会に「(仮称)相模原市立公文書館条例(案)」を提出予定。可決されれば、10月に条例を施行、開館を目指すという。市情報管理課では「バリアフリーの工事を進めると同時に歴史的公文書を整理して、10月の開館を目指していきたい」と話している。
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