完成予定イメージ
２０１２年に移転した帝京大学相模湖キャンパスの跡地で、現在、高齢者施設の建設が進められている。
１９７７年に開設された帝京大学相模湖キャンパスは、運動場、テニスコート、体育館の他、野球部の合宿所、雨天練習場などを有し、薬学部の学生約１５００人が通学していた。２０１２年に、板橋キャンパスにある医学部、医療技術学部などと学部横断的な臨床薬学教育に取り組んでいく方針から、相模湖から同キャンパスへ移転した。
跡地には、同年、同大野球部の寮が完成。現在は、野球部の学生80人が生活を送っている。
「地域一体となった施設に」
さらにその跡地で現在建設が進められているのが、「特別養護老人ホーム相模湖みどりの丘」だ。同施設を運営するのは、同大学グループの社会福祉法人寿栄会で、来年３月に開設が予定されている。
元キャンパスだった広大な敷地を活用し、敷地面積１万１５４３平方メートルに、延床面積８１０９平方メートルの鉄筋コンクリート４階建てを建設中。定員は長期入所１１０人、短期入所10人で、居室は全室個室。敷地内には、同大薬学部の薬草園があり、散歩コースにもなる他、開設後には地域の人たちも見学できるよう整備していく予定だという。同開設準備室では「ご利用者の自立支援に努め、ご利用者の立場に立ったサービスを提供していくと共に、地域の方々との交流の場を設け、地域一体となった施設にしていきたい」と話している。
詳細の問い合わせは同開設準備室【電話】０４２・６８５・１１６５へ。
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