神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

女子美大近藤さん 「薬物ダメ」ポスター作成 2月下旬から市内に配布

社会

公開:2016年3月3日

  • LINE
  • hatena
ポスターを持つ近藤さん=2月23日、女子美大
ポスターを持つ近藤さん=2月23日、女子美大

 女子美術大学(南区麻溝台)3年の近藤さくらさん(21)がデザインした相模原市の薬物乱用防止啓発ポスターが、2月下旬から市内の公立学校や行政関連施設などに配布され、随時掲示されている。同ポスターのデザインを学生が担当するのは、今回が初めて。

 2014年から市と同大が締結している「包括連携協定」の一環として昨年9月頃、市が大学側に作成を打診した。制作は、就業力促進を目的に学内外から受注した案件を学生に業務委託する同大の「デザインルーム」で請け負うこととなり、教員から勧められた数人の学生によるコンペティション形式で、近藤さんの作品が選ばれた。

 ストーリー性を持たせ、カラフルなコミック調にデザインされた作品。「せっかく学生が作るのだから従来の固定観念にとらわれず、パッと見て立ち止まってもらえるように、目にとまるおしゃれなものを作ろう」と近藤さんは作品に込めた思いを語る。

 制作過程では、頭に浮かんだイメージを下書きし、数十通りの案を起こした。思案したのは、自分のアイデアと依頼主の意向とのバランス。自分なりに考えた案を複数用意し、市側のイメージと照らし合わせる作業を繰り返した。キャッチコピーを付ける際には、「(薬物に手を出す)最初の1回を止めたい」という市側の意向をふまえ、『1回だけなら大丈夫?』という、見た人に問いかけるようなものにした。「そもそもの依頼に立ち返ったので、軸はぶれなかったと思う」と近藤さん。制作を依頼した市医事薬事課では「薬物使用による変化が見た目でわかりやすく、危険性がより伝わるのではないかと思う。目を引くデザインで、より多くの人に目にしてもらえれば」と話す。

 ポスターは700枚作成。市内の公立小中学校や高校、まちづくりセンター、大学、コンビニエンスストアなどに2月下旬から配布、随時掲示されている。問合せは市医事薬事課【電話】042・769・8343へ。

さがみはら緑区版のローカルニュース最新6

契約ダンサーを採用 

アトリエヨシノ

契約ダンサーを採用 

バレエ業界に一石 「新たな雇用形態を」

5月2日

地域医療「1つのチームで」

地域医療「1つのチームで」

みどり北をつなぐ会主催 森田病院長が講演  

5月2日

自治会向け防災ボトル

自治会向け防災ボトル

災害時に役立つ6品が1つに

5月2日

3日間限定アートの森

3日間限定アートの森

相模大野

5月2日

「唯一無二の歌を」

伊勢正三さん・イルカさんインタビュー

「唯一無二の歌を」

6月7日、グリーンホールでライブ

5月2日

5月5日にスポーツイベント

【Web限定記事】

5月5日にスポーツイベント

ほねごりアリーナ

5月1日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook