教材を手にする山口社長。今後は一般向け教材の出版も展望に入れている=5月27日、LCA国際学園
ＬＣＡ国際小学校を運営する株式会社エル・シー・エー（橋本台）がこのほど創立25周年を迎え、社名変更するとともに４事業に分社化した。
社名変更については、学校運営事業を「株式会社エデューレエルシーエー」、出版事業を「株式会社エデューレコミュニケーションズ」、セミナーハウス運営事業を「株式会社エデューレアクティビティーズ」、マーケティング事業を「株式会社エデューレリンケージ」に。小学校と付属プリスクールの名は「ＬＣＡ国際学園」とした。
同社は現社長の山口紀生さんが設立した私塾を前身とし、２０００年にＬＣＡインターナショナルプリスクールを設立。幼児教育の段階から英語以外の授業も英語で行う「イマージョン教育」をいち早く導入した。その後小学部を設立、08年には全国初の株式会社立の私立小学校となった。
現在は、これまで培ってきた英語教育でのノウハウや経験を活かして都内の小学校に教師を派遣し児童の英語力向上に努めているほか、メトロノームを使うなど独自に開発した英会話教材「メトロラーニング」の出版などを行っている。今後は分社化により各事業部の特性を活かし、より全国的な展開へ向け力を入れていく方針だ。山口社長は「未来のために、日本教育をしっかり身に着けた英語を使いこなせる人材が世界を舞台に社会貢献し、活躍してくれたら」と話している。
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