事故や病気などで脳が損傷し、記憶や言語、思考、空間認知能力などに機能の障害をきたす「高次脳機能障害」。外見からは分かりにくく、周囲に理解されづらいこの障害を、より多くの人に知ってもらおうと、社会福祉法人かわせみ会・相模原市が主催した講演会が2月18日、緑区のソレイユさがみで開催、約150人の聴衆が会場を埋めた。
2部構成となった当日、前半は神奈川リハビリテーション病院の同障害相談支援コーディネーター佐藤健太氏が社会的、制度的な支援の立場から、後半は家族会「高次脳機能障害コウジ村」代表で、高次脳機能障害をもつ家族との日常を描いたコミック「日々コウジ中」も執筆したイラストレーターの柴本礼氏が、家族の立場から障害を語った。
この中で、柴本氏は「いつ誰がなってもおかしくない障害。本人の居場所作り、支える家族への支えなど、取り組むべき様々な課題が山積している」と述べ、この障害に対するよりいっそうの社会的理解と支援の必要性を求めた。
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