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高校生、「男女格差」を議論 ソロプチの育成プログラム

教育

公開:2017年6月22日

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それぞれ1200字以内にまとめた作文を発表した=17日、中央区
それぞれ1200字以内にまとめた作文を発表した=17日、中央区

 国際ソロプチミスト相模(岩本一枝会長)が主催する第10回「ユース・フォーラム」が6月17日、市民会館の会議室で行われた。

 ソロプチミストは女性と女児の生活向上を目指し活動している、女性による国際的な奉仕団体。このフォーラムは、青少年の育成を目的に、その時々で高校生に考えて欲しいテーマを定めて意見を交わしてもらうプログラムで、2000年から隔年で行われている。

 今回は、市内の相原・弥栄・麻溝台の各高校から12人の女子生徒が参加。世界経済フォーラムが各国の男女格差を測る「ジェンダー・ギャップ指数2016」で日本が144カ国中111位となったことを受け設定されたテーマ「男女格差111位の日本・あなたはどうする?どうしたい?」について作文を発表した。

 参加した高校生の多くは「日本の順位に驚いた」「今回初めて意識した」と、この取り組みまで男女格差に実感がなかった様子。その中で、「他人事と思わず問題と向き合っていくことで格差は解消される」「女性が輝ける社会環境を作るには、格差問題に興味関心を持つこと、知ること、広げること」「男女格差は異性へ対するイメージのすれ違いから生まれる。話し合い、共通の意識を持つことが必要」「格差とは大人が作りだしたもの。大人の世代で完結されなければ、同じ体験をする子どもが育つループから抜け出せないのでは」など、それぞれ自分なりに導き出した意見を述べた。

 発表後は車座になり、作文に込めた思いや今後の人生設計、夫婦別姓制度についてディスカッション。「頑張っても男女で評価に格差が出るのは悔しい」「自分の能力に応じてお金がもらえる仕事に就きたい」などと意見を交わしていた。

 審査員を務めた市教委の宮坂英行さんは「世の中を考える良い機会になったのでは。考え続けることが大事」と話していた。

 この高校生のうち2人が、1都8県内の同団体からなる「日本東リジョン」が10月に都内で開催する大会に参加することに決まった。

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