橋本在住の野生動物研究家・小川路人(ろじん)さん(74)がこのほど、自身が発行した小冊子「相模原・津久井の動物」を、旧津久井4町などの18小学校へ寄贈した。
小冊子はカラーで16頁刷り。ヤマネやムササビなど、自身の観察・聞き取りや旧町村の調査記録、専門家の確認により市内で生息が確認された野生動物38種の生態や特徴などが、写真やイラストでまとめられている。手に持って歩けるA5判サイズで、写真の大部分は小川さんが20年以上前から撮りためたものだ。
出版社で図鑑編集などに携わり、定年後は博物館の市民学芸員を務めるなど幅広く活動している小川さん。これまでにも動物関連書籍の発行や里山動物の写真展開催などを行ってきた。今回「培った知識や経験を残したい」との思いからこの小冊子を製作。「子どもたちに動物に関心を持ってもらいたい」と思いを語る。また、人と動物との関係について「農被害など様々な問題も生じている。大切なのは共存」と見解を示し、「そのことをもっと議論をする場が必要」と訴える。
小冊子は希望者に100円(実費)で販売。問合せは小川さん【携帯電話】080・6563・8998へ。
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