ホームタウンチームのSC相模原(男子サッカー)とノジマステラ神奈川相模原(女子サッカー)はこのほど、今季の新体制発表会を行い飛躍への誓いを新たにした。両チームともに経験豊かなベテランに加え、将来性が高い若手も加入。来たるシーズンの幕開けに向け、完成度を高めていく。
SCは2月6日、昨年に引き続きあじさい会館を会場に新体制発表会を行った。会場には事前申込を済ませたサポーターのほか、来賓を含む約300人が出席。インフルエンザのため欠席した成岡翔選手を除く、SCの全選手、スタッフが顔を揃えた。
今季からチームを率いる西ヶ谷隆之監督は冒頭のあいさつ後、今季のチームスローガン「Grow up! -to the next 10years-」を発表。西ヶ谷監督は「言葉のとおり、選手、スタッフ一人ひとりが成長をしていく姿をサポーターの皆様に観てほしい。そしてもう一つ『発芽する』という意味で、相模原は創立から10年が経ち、その間に蒔いた種を咲かせていくという意味を込めました」と説明した。
その後、成岡選手を除く今季の新加入選手9人が登壇。J1でも活躍し、FC町田ゼルビアから加入した谷澤達也選手はSCの印象について「緑だな…」と笑いを誘いつつ「今季は球際の部分を見てください」とサポーターに呼びかけた。
SCは昨季、過去最低の12位に低迷。西ヶ谷監督が掲げる「好守において自らアクションするサッカー」がチームに浸透し、新加入選手との連携をどこまで深められるかがチーム浮上の鍵を握る。
ノジマステラ上位狙う変革の年に
ノジマは昨年までクラブハウスで行っていた会見の会場をアリオ橋本に移し、2月10日に開催した。開場後まもなく一般観覧の60席が埋まり、買い物客も足を止めるなど注目を集めた。
会見には山内渉代表、菅野将晃ゼネラルマネージャー兼監督に加え、今季から新たに加入した選手、スタッフが登場。大卒新人の田中萌(めばえ)、松原有沙(当日は欠席)、経験も実績もある大野忍、久野吹雪の各選手が紹介された。
また、スタッフで注目を集めたのが、元日本代表でなでしこリーグでの監督経験もある野田朱美氏のアカデミー総監督就任。その理由として山内代表は「地域での女子サッカー普及と、トップチームへのさらなる人材供給のため、下部組織のスタッフを増員した」 と説明し、「新たな選手、スタッフと共に5位以内を目標に戦っていく」と話した。
昨季は1部リーグ初挑戦で10チーム中8位と苦戦したが、皇后杯ではクラブ史上初の決勝進出を果たした。菅野監督は「今季のスローガンは『変革』とし、新人選手と共に経験豊かなベテランを補強した。チームの新たな歴史を築いていきたい」と意気込んだ。
新加入の大野選手は「ノジマは技術の高い選手が多いので、あと必要なのは経験と自信。自分が伝えられるものは伝えて、若い選手からも学んで一緒に成長していきたい」と話した。
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