コミュニティーカフェ『より道』(元橋本町2の33)には地域の人たちが集い、気軽に情報交換や世間話などを楽しむ。スタッフは皆、ボランティア。参加者とともにコーヒーや茶を飲み、ふれあう。そこに、地域の輪ができる。
カフェは、元橋本町に住む阿竹利江さん(72)が開いた。開催は週一日。今年5月に開店し、これまでに5回で延べ57人が訪れている。
市社会福祉協議会(社協)が推進し、橋本公民館で行われている交流拠点「いきいきサロン」で、「何か人の役に立てることがしたい」との思いから3年前まで15年間ボランティア活動に勤しんでいた阿竹さん。その活動を続ける中で、様々な人とのつながりを生み出すボランティアの魅力に引きこまれていった。「がんの手術をした時も、夫を亡くした時も、仲間と会い、話をすることで心が救われた」
その経験をもとに、いずれ地域で交流の場を作りたいという思いのあった阿竹さんは、家族が営んでいたパン屋の空き店舗を利用して、3年ほど前から知人を招いて茶会や食事会などを個人的に開いていた。
そんな中、昨年4月に橋本地区社協が運営するコミュニティサロン「ぬくもり」が近隣に移転してきた。そこでボランティアをしており「サロンを利用した人も立ち寄れる場にできれば」と考えていた阿竹さんのもとに、市社協の知人からも協力の申し出があった。民生委員らの助けもあり、とんとん拍子でカフェオープンの準備が進んだ。
「幸せ感じてほしい」
「ずっと思い描いていたことが実現した。今後は講座やバザー、子ども向けの催しなども行っていけたら」と阿竹さん。カフェは、毎週火曜日の午後0時30分から4時に開催。参加費200円で、コーヒーまたは茶、菓子が付く。入退室は自由で、地域の人なら誰でも参加できる。「ここへいらした方に、幸せを感じてもらえたら」と阿竹さんは話している。
問合せは【電話】042・771・9182阿竹さん。
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