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150年前のピアノを体感 桂北小児童が課外授業

教育

公開:2019年12月5日

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山本さん指導のもと、1860年代のピアノを弾く児童(上)、説明する山本さんと松田館長(下)
山本さん指導のもと、1860年代のピアノを弾く児童(上)、説明する山本さんと松田館長(下)

 150年前につくられたピアノと現代のピアノの違いを体験する課外授業が11月28日、桂北小学校児童を対象に相模湖交流センターで行われた。

 これは、作曲家ブラームスが活躍していた時代のピアノ(J.B.シュトライヒャー1860年製)を同センターが持ち込んで11月30日に開催したコンサート『ビオラ・ファッシネーション・シリーズ3、ブラームス時代の音色〜withピリオド楽器』に先立ち行われた試み。

 当日は、大阪府堺市に工房を構える国内では数少ないピアノ修復家の山本宣夫さんと同センターの松田善彦館長が、児童を前に現代ピアノとの違いを説明した。山本さんは「当時は日本は坂本龍馬らが活躍した幕末。ヨーロッパでは宮殿で演奏されていたが、現代は大規模なコンサートホールが主流。それに伴い、ピアノも大きくなっていった」といった説明がされた。児童からは「同じ音でも音の大きさが違う」「昔のピアノに触れて楽しかった」などの感想が聞かれた。また、ピアノは1700年代初頭、イタリアでつくられた楽器であるといった豆知識も披露された。

 松田館長は、「ブラームスが曲を作った年代のピアノは、博物館などで見ることはあっても、実際に弾いて音の違いを聴く機会は滅多にないので、貴重な経験になったはず。今後も、こうした音楽を地域に広げる活動を行っていきたい」と話した。

 なお、11月27日にも北相中学校で同様の試みが行われている。

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