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2020開幕インタビュー J2昇格へ「2位以内を」 三浦文丈監督かく戦う

スポーツ

公開:2020年6月25日

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三浦文丈氏(49歳)…静岡市清水区出身。1993〜2006年まで横浜F・マリノス、京都パープルサンガなどで活躍。五輪、日本代表にも選出。引退後はJリーグで多数のチームのコーチを歴任し、昨季からSC相模原の指揮をとる
三浦文丈氏(49歳)…静岡市清水区出身。1993〜2006年まで横浜F・マリノス、京都パープルサンガなどで活躍。五輪、日本代表にも選出。引退後はJリーグで多数のチームのコーチを歴任し、昨季からSC相模原の指揮をとる

 待望の開幕―。6月27日(土)に相模原ギオンスタジアム(南区下溝)で今季初戦を迎えるSC相模原。J2昇格へ向けた戦いのステージを前に、本紙では三浦文丈監督にインタビューを行った。三浦監督は今季の目標や戦術、注目選手、市民に向けてのメッセージなどを率直に話した(取材日は3月11日)。 

―三浦体制1年目となった昨年を振り返っていただけますか。

 「シーズン前、『5位以内に入る』『SC相模原というチームのスタイルを確立する』という2つの目標を掲げました。一つの目標については、15位という結果で、全く納得いかないものでした。

 もう一つの目標であった『ボールを保持する』というスタイルの確立は、ある程度のところまでできてきました。2018年度はボール保持率が17位だったのが、19年度は9位まで上がっています。ボールを保持しているということは、攻撃をしている時間が長いということなので続けていきたいと思っています。一方で、危険を冒しても前へのパスだとか、チャレンジするパスとか、個々の力でしかけたり、勝負する意識が少なくなっていました。ゴールに直結するプレー、点を取る意識を高めていかなければなりません」

 ―スローガンを「変革2020」にしました。

 「変革というのは、1年でできるものではなく、いろいろな意味で変革をしていかなければという思いから昨年と同じスローガンにしました。さらに半分以上の選手が昨季から入れ替えとなりましたが、私の求めるスタイルである、機動力があって走力がある、個人の力で状況を打開できる選手を補強してもらうことができました。一方、半数の選手は残留して昨年の悔しさを知っているわけです。今年は、特にそうした選手が良い意味で危機感を持っていると感じています。非常に良い選手が新加入して、練習試合といえども結果を残していますので、昨年からのメンバーには特に更なる奮起を期待しています。長いシーズンを固定の選手で戦えるわけはなく、全員の力が必要です。J2、J1へとカテゴリーが上がっていくことが、市民に関心を持ってもらう意味でも重要です。クラブにとっても分岐点の年になると思います」

 ―具体的には何位を目指しますか。

 「今シーズン中にJ2へのライセンス取得を目指すとクラブが公言していますので、無条件昇格となる2位以内です。この2位以内という結果を外しては、今シーズンを戦ってはいけないと考えています。

 開幕前の練習試合ではありますが、J1、J2の強豪チームとも互角以上の戦いができています。選手には『攻守の切り替えの早さ』というものを求めていますが、カウンターを武器に点の取り合いで、打ち勝つ試合なども出てきているので、選手の中にも自信が芽生え始めています。点を取って勝つというのは、見ているファンにとっても楽しいチームになると思います」 

 ―期待する選手を何人かあげて下さい。

 「難しい質問ですが、新加入のホムロとユーリのブラジル人選手2人にはファンの皆様には期待して欲しいと思います。私も27年間プロの世界におり、数多くの外国人選手を見てきましたが、2人とも実力はもちろんで、謙虚さに加え、日本で成功しようとする姿勢も素晴らしので、相当期待できるタイプの選手です。また、若手ではサイドハーフの松田詠太郎です。横浜F・マリノスからレンタルで来ている選手ですが、スピードという大きな武器があるので期待しています。この3人は何より大切な点を取る決定力があるので楽しみです」

 ―市民に対し一言お願い致します。

 「今季は2位以内を目指し、結果にこだわって戦います。その中で、我々と一緒に戦って頂ければと思います。最後には皆さんと一緒に目標を達成できるよう頑張っていきたいと思います」
 

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