相模原市消防局は6月26日、今年4月に新規採用された隊員42人の「耐久訓練」を実施した。
新人隊員が資機材等を搬送しながら長距離を歩くことで、体力と精神力の錬成を図り、災害活動に必要な共同精神や団結力を養うことが目的。通常は4月に県消防学校(厚木市)に入校する新人隊員だが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため入校が7月に延期となった。新人隊員は約3カ月間、本来なら消防学校で学ぶはずだった教育の一部を市内各署で学んだ。「耐久訓練」はその一環として実施されたもので、市内研修の集大成ともいえる。
午前9時に本署を出発した隊員らは、上溝分署から大沢分署まで資器材を搬送。大沢分署からは約20kgの人形を使って本署まで歩く、傷病者搬送訓練を行った。梅雨晴れの猛暑の中、訓練を終えた新人隊員の宮原純子さん(23)は「仲間と声掛けして助け合い、無事にやり遂げられた」と笑顔を見せた。42人のリーダー役を担っていた澤山翔耀さん(27)は「仲間の支えと、7人の厳しくも温かい助教の指導で達成できた」と語った。
指導にあたった上溝分署消防隊長の山崎典子さん(41)は「42人全員が無事に戻ってきてくれて誇りに思う。皆も自信を持ってほしい」と新人隊員にエールを送った。
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