SDGsについて考える講演会が8月4日、青野原にある9年制の義務教育学校「青和学園」(小畑弘文校長)の8・9年生を対象に行われた。
同学園は今年4月、青根小、青根中、青野原小、青野原中の4校が統合しできた市立学校。「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」など、国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)への理解を深める取り組みを行っている。同講演会はその一環で、少年少女国連大使の神奈川県代表として、SDGs先進国のスウェーデンやスイスなどに渡航経験のある茅ヶ崎市在住の高校生・金丸泰山さんを講師に招き行われた。
新聞記事から読み解く
講演会では、金丸さんがスウェーデンの先駆的な取り組みなどを紹介後、新聞記事を使ったワークショップを実施。8・9年生20人はグループに分かれ、記事で紹介されているニュースが17あるSDGs目標のどれに関連するか、ふせんを貼って意見を出し合った。
あるコンビニで、食品ロスの多いレジ横でのおでん販売がなくなる可能性があるというニュースに対しては、「余って廃棄されてしまうおでんを肥料にすることはできないか」「店頭売りだと鍋を保温するための電気がもったいない」などの意見が発表された。
参加した渡邉元輝さん(9年)は、「言葉だけは知っていたが、コンビニのおでんがSDGsと関係があり、こんなに生活に身近だとは初めて知った」とワークショップを振り返った。金丸さんは「今日の講演を通して、身の回りで起こっていることをSDGsに紐付け、意識を高めて地域がよりよくなるよう役立ててほしい」と話した。
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