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東京五輪へ 弾みの3冠 競泳・小堀さん 優勝を報告

スポーツ

公開:2021年2月25日

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「称讃の楯」を受け取る小堀さん(右)と、贈呈した本村市長=2月19日、市役所
「称讃の楯」を受け取る小堀さん(右)と、贈呈した本村市長=2月19日、市役所

 2月4日から7日にかけて東京アクアティクスセンター(東京都江東区)で開かれた水泳の「ジャパンオープン2020」に出場し、3種目で優勝した小堀倭加さん(20)=緑区西橋本在住=が2月19日、市役所を訪れ、本村賢太郎市長に成果を報告した。

 小堀さんは小学1年から高校生まで相模原ドルフィンクラブに在籍し、旭中学時代は200m背泳ぎで全国2位。湘南工科大学附属高校在学中に恩師・三好智弘監督の勧めで自由形へ転向すると、持ち前の持久力を生かして中・長距離を中心に国内外で活躍し、日本大学に進学した昨年は日本学生選手権(400・800m)やユニバーシアード(800・1500m)、国体成年女子400mでも優勝した。

 ジャパンオープンは4種目に出場して女子400m・800m・1500m自由形で優勝。200mでも2位に食い込み出場全種目で表彰台に立った。中でも800mは五輪派遣標準記録を突破し、400mでは学生記録を更新。長距離スイマーとして安定した強さを見せつけた。

 本村市長に優勝を報告した小堀さんは、東京五輪代表選考を兼ねる4月の日本選手権に向け「400・800mで派遣記録を突破できるようしっかり力をつけて試合に臨みたい」と抱負を述べた。本村市長からは「ぜひ五輪の舞台を叶えて」という激励の言葉とともに、スポーツや学術、芸術などでの活躍を称える「称讃の楯」が贈られた。

 報告後の取材で小堀さんは「全体的によかった。800mで派遣記録を切れたのが一番」と大会を振り返る一方、五輪決勝で競われる記録を想定し「世界(レベル)にはまだまだ」と気を引き締める。開催の行方が注目される五輪については「今年の夏に行われることを信じて練習している。いつ開催されてもいいように力をつけておきたい」とし、「4月に代表を内定させたい」と意気込みを語った。

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