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多摩桜の丘学園7人グループ 貧困地の同世代へ応援歌 動画制作 支援の輪拡大に

教育

掲載号:2022年3月3日号

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児童生徒の歌声が収められた動画の画面
児童生徒の歌声が収められた動画の画面

 都立多摩桜の丘学園(聖ヶ丘)に通う肢体不自由の小学生と高校生7人が東南アジアの貧困地域に住む同世代の子どもたちへの応援歌をつくった。その歌う姿を収めた動画を見た福祉関係者からは「全ての人が社会に貢献していると実感することになった」などの声が挙がり、同園では貧困支援の輪の広がりにつながればとしている。

 貧困をなくすためのボランティア活動に取り組んでいる同学園。今回は総合学習の一環として、メンバーはシンガーソングライターの吉岡研一郎さんの指導のもと、昨年4月から曲づくりに取り組むように。歌詞作成に加わり、詞などから吉岡さんがイメージして作曲し応援歌「ハレルヤ〜君の笑顔に出会えますように〜」が完成。メンバーは昨年の夏休み明けから歌の練習を行ってきた。当初、メンバーは「自分たちが歌をつくることができるのか」と授業に対して消極的だったものの、東南アジアの貧困地域に暮らす同世代に思いを馳せ、歌詞づくりにあたるうちに応援歌づくりにのめり込むようになっていったという。

 およそ半年間にわたって指導にあたった吉岡さんは「歌詞づくりでは大人には書けないものがたくさん出てきた」と笑顔をみせ、「彼らの素朴な言葉たちがメロディを運んでくるように曲はあっという間に仕上がりました」と振り返る。

「熱いもの感じた」

 メンバーは貧困地域に住む同世代を守る存在としての思いを込め、自分たちのグループ名を「7人の番犬」と命名。11月下旬には同学園の文化祭でその歌声を披露し、障害のある同学園の児童生徒たちからの歓声を集めたほか、感動で涙をみせる教員もいたという。

 そして、ミュージックビデオの制作にもあたると、今年1月に動画共有サイト・ユーチューブにアップ。園とつながりのある福祉関係者らの目にも止まるようになり、そのなかの一人、多摩市内で障害のある子どもたちの支援にあたるNPOなどを運営する影近卓大さんは「熱いものを感じた。障害の有無に関わらず、全ての人が社会に貢献しているという証になっているように思います」と感想をもらす。

 同学園の教諭は「7人の番犬」の活動を貧困支援の輪の広がりにつなげたいとしている。動画のアドレスはhttps://youtu.be/nYeOxRwnlZs。

園に掲示されている歌詞
園に掲示されている歌詞

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